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英単語・漢字・用語の覚え方

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英単語・漢字・用語の覚え方

2022/11/15

はい。中田です。

気が付けば11月の半ばになり、今年もあと1ヶ月とちょっとになってしまいました。慧文塾もいよいよ冬期講習の準備に入りまして、その後の受験に向けての体制に変わりつつあります。受験生以外の中学生はその前に定期テストもありますし、ここからは忙しいですね。慧文塾の冬期講習に興味をお持ちの方はご連絡いただくか、校舎の方に来ていただければ幸いです。

 

さて。今回は用語の覚え方についてのお話です。

英語では英単語。国語では漢字。理科や社会では用語を覚えさせられるわけですが、これまで国語力の話などで言ってきたように、語彙力は物事を理解したり考えたり、説明するうえでもとても大事なモノです。

例えば「ライオンという言葉を知らない人にライオンの説明をする」というのをやったことがあるんですが、あれは難しかった覚えがあります。一言でいうと「デカいネコ」なのですが、それだとトラと区別がつかなくなるので「たてがみのあるデカいネコ」と説明したのですが、そうすると今度はメスのライオンが説明できなくなるんですよね。結果、たいしたことのない話をするためにも説明をして説明をしてとても苦労をしました。これが、もし相手がライオンという動物の姿を知っていて、それがライオンだと呼び名も知っていたのであれば、そこから先の会話はライオンという単語を活用することでスムーズに行えたはずです。

英語も国語も、語学というものはおよそ最終的な目的はテストで高い点を取ることではなく、相手とスムーズなコミュニケーションを行えるようになることですし、理科や社会においても先人たちが発見してきた知識や経験を勉強という形で自分のものにするという科目ですから、語彙力がない状態で挑むのは何倍も苦労することになります。

当然、そんな苦労をしながらひとつひとつ勉強内容を理解していくよりは、なるべくさっさと理解しちゃう方が効率がいいですよね?だから、どの科目においても先生は「単語を覚えろ」「漢字を覚えろ」「用語を覚えろ」と言うのですし、『理解』は授業の中でしてほしいから、家でできる『覚える』を宿題にしてくるわけです。

 

そんな『覚える』をどうやって効率よくやればいいんでしょう。

世間には既に無数に『効率的な英単語の覚え方』みたいな本が出版されていますし、勉強法もそれなりに確立しているわけですが。はたしてどれが一番効率の良い学習法なのでしょう。

これは正直に言ってしまうと

人によって違う。向き不向きがあって、個人差もかなりある

というのが塾の先生としての本音の解答です。

もっとはっきり言っちゃうなら、「試してみないとワカラナイ」というのが答えです。

 

……待って待って。そんなん困る!読んだ時間損した!と焦らないでください。

一番効率の良いやり方は確かに個人差があるのでわかりません。ですが、効率の悪いやり方はわかります。少なくとも、それを避けるところからしてみるのはどうでしょう。

 

単語を覚えるには、くり返すことが大切なのは当然ですし、声に出して覚えるのがいいことは大抵どの本を読んでも言われているので間違いないはずです。

じゃあ、どうやってくり返していますか?

 

・ノートにひたすら同じ単語を20回くらいずつ声に出しながら書いて覚える。

・ノートに単語を声に出しつつ10回書いたら、その単語を使った日本語の文章を5つ作って、これもまた声に出しながら英語に直して覚える。

 

この場合回数はあまり重要ではありません。ただここでわかるのは、下のやり方は文章として記憶するので長文で出てきた時に思い出しやすいですし、文章のリズム感も含めて覚えるので実践的ではあるということですね。……ということは、上のやり方より下のやり方をする方が効率がいい、ということになるわけです。

また例えば、単語を覚える時間を1日30分として、300語の単語を10日で覚えるという目標をたてたとします。

 

・1日30語ずつを完璧に覚え、それを10日間続ける。

・1日60語ずつ覚えることを5日間続け、6日目から最初の60語に戻り10日目まで続ける。
・毎日30分間、一気に300語の学習をし、10日間続ける。

 

どれが一番良い方法でしょうか。

「私は記憶を失いません」なヒトなら一番上でしょうが、そんなはずはないのでここは記憶のメカニズムに立ち返って、単語を覚える総量が同じであっても、1日で触れるより何日間にもわたり分散して覚える方が記憶に残りやすいという特性が人間の脳にあるらしいので、それをもとにして選んでみましょう。

となると、おそらく正解は三番目の「毎日30分間、300語の学習をし、10日間続ける」です。次に良いのが真ん中のやり方、一番良くないのが一番上のやり方ということになります。

もしかしたら前述の「個人差」の関係で、「真ん中のやり方の方が好き」という人もいるかもしれません。でも、それはそれでいいんですよ。必ず「個人差」はあるんで。でも、試すなら三番目からがいい。やり方に正解がない場合はハズレを引かないことが大事なんです。


 

 

 

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