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数学とは

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2022/06/28

はい。中田です。

たった1週間であっという間に暑くなり、あっという間に梅雨明けしたそうで。梅雨明けも何も西大宮近辺で見ていた限り雨なんてほとんど降らなかったような……。梅雨用の防水シューズも用意していたんですが1回も出番はありませんでしたね。ともあれこういう時期こそ体調管理をしっかりしていきましょう。身体を壊しては勉強も何もないですからね。

というわけで、今週はいよいよ数学について語りますよー。いってみましょう。

 

数学って楽しいですよね   ……いいえ。って声が聞こえてくるかのようですが。

実際のところどうなんでしょう。

わかりにくい。練習してもなぜかできない。難しい。テストで点数が伸びない。だから苦手。というのはわかります。むしろとてもよくわかると言いたいくらいです。でもそれは「数学の勉強がキツイ」のであって「数学が面白くない」とはちょっと違うと思うんですよね。

 

だって数学ってポケモンだぜ?

 

……いきなりこんなこと言うから生徒にエキセントリックとか言われるんだよ?中田センセ?

 

さてそれについては説明が必要でしょうからもちろん解説はするんですが、その前に「自分は数学が苦手」と公言している私のゲーム友達の話を紹介させてください。彼は学生時代ずっと数学が苦手だったそうで、得意なのはゲームとか言ってる男です。しかし、私は彼とゲームをしているとたびたび不思議な感覚を抱かせられるんですよ。

 

友「ふうん……中田の残りHPが4800だから、あと3ターン後に回復入れるね。おそらく今のままならうちら6人パーティだし回復しても8ターン後にはこのボス倒せるから」

友「防御スキル使うとダメージ2割減るからそれなら4ターン持つよね」

友「このデッキで初手に必要なカードを引く確率はだいたい7分の1だから……」

友「あと、2連勝できれば今日の勝率は6割超えるから」

 

……君、数学できるよね?    何のゲームかは言わんが色々してるな

1つ目は二次関数ですよね、これ。2つ目は割合を使う一次関数(方程式)ですね。3つ目はわりとめんどくさいタイプの確率計算。4つ目も割合計算ですか。彼はこれを遊んでいる時にその場で頭の中で計算して呟いているのですが。もう一度言いますね。

……君、数学できるし使いこなしてるよね?

 

なんとも不思議な話ですが、このように「本当は数学は得意なんだけど苦手意識が強い人」は実はけっこういます。これはもうほとんど学校の勉強やテストのせいと言っても過言ではないんですが、彼のように「自分に数学ができる自覚がない」だけのケースは、視点さえ変えれば案外ある日いきなり数学に目覚めて、数学が面白くなってしまったりするものなんですよ。

 

そこで今日の数学とはという話。

数学で出題されてくる問題は「解くための手順」が肝で、それを見抜くことが一番大事。

いきなりヨーイドンで解き始めるなんてもってのほか。まずは問題がどういう性質・タイプ・ジャンル(例えば単元)の問題なのか。それにはどういう留意点があって、何に気を付けながら相対しなければならないのか。そして自分は以前その問題と似た類例問題と対峙してどういう苦戦したか。それらを全て見抜いて踏まえて、そのうえでじゃあどうしようか。という手順で解き始めることが大事なんです。

というかそこまでやれば後は作業です。そこからは組み立てた計画通りに、自分が持っている解き方の知識の中から、「一番速くて正確でミスが少なくできそうなやり方」を選んで用いて解いてやればいいわけで。

 

ん。ここでピンときました?そうです。これってポケモンなんですわ。

まず最初に相手の手持ちポケモンを確認する。それがどういう意図で編成されたメンバーかを見抜いて考えて、それから個々のポケモンの性質・タイプ・特性やステータスを思い浮かべて何に留意すればいいか気を付けるべきことを整理して。さらに過去に対戦した経験を踏まえて対応策を含むベストのプラン・戦略を組み立てて。そこまでやってじゃあ戦うかとなります。一番効率よくミスの少ないやり方で、ね。

かようにゲーム好きが数学嫌いなわけがないんすよ。数学の勉強が好きかはともかくとして。

だからこそ数学ができるようになる活路はそこにあるわけです。

 

数学は5科目の中で一番「勉強しなさい」と相性が悪い科目です。パッケージからしてすごくめんどくさそうでつまらなそうなゲームを「やりなさい」って言っても子どもたちは率先してやらないでしょう。それと同じです。言えば言うほど義務的で嫌になるケースすらあります。

数学を得意にさせたいなら、ゲームを楽しむのと同じような感覚をまず最初に持たせること。次に勝負・対戦など全力での激突の楽しさを伝えること。それから解ける快感を味わうこと。この3つをなるべく早い時期(本当に早い子は幼稚園くらいにはすでに芽生える)に体感させられるようにすることが大事なんです。

 

勉強?

ゲームと同じで、上記の芽生えを起こした子は、自分で試行錯誤しながら工夫と修練を重ねて数学に没頭し始めます。それこそ「他の科目をやりたがらなくて困る」くらい数学の楽しさにハマりますから、ある意味ほっとくだけで最低限の勉強はするようになります。

もちろん、そこから受験に向けて、が塾の腕の見せどころではあるわけですけどね。

 

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