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語ってみる成績の上げ方 第五回【効率の良い勉強?】

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語ってみる成績の上げ方 第五回【意識を効率化する?】

語ってみる成績の上げ方 第五回【意識を効率化する?】

2022/06/23

はい。中田です。

少し間が空きましたが、今回は久しぶりの成績の上げ方語りです。

定期テストも終わったし、夏もやってくるし(埼玉の夏は暑いすね。西大宮近辺はまだ少し緑があったりしますがそれでも今に季節ですでにけっこうな昼の暑さです)、是非とも私の話がこの文章を読んでくださっている方々の助けになればいいなと思いつつ、早速語っていこうと思います。

 

唐突ですが。皆さんはゲームとかやりますか?私はやります。

このやり取りは二回目ですね。以前は番外編でしたか。その時はゲームはやりすぎないようにという趣旨のお話でしたが、今回からはしばらく『効率の良い勉強法』をテーマに語るのでゲームにあまり興味なくても少々お付き合いいただけると嬉しいです。

ゲームと言っても色々なジャンルがありまして、今だとTVゲームやスマホゲームのイメージが強くはあるのですが、広い意味で言えばスポーツもゲームの一種ですよね。また、将棋などのテーブルゲーム、トランプなどのカードゲームも昔からあるものです。

で。そんなゲームやスポーツは勉強との類似性が少なからずあります。それが

 

勝つと楽しい。

……これですね。もちろんゲームや勉強やスポーツの楽しさはそれだけではなく、もし勝負に負けたとしても、その際に全力を出すことができて、上達や成長を実感できていたならそれはそれで楽しかったとはなるのですが、それでもそれは「勝ちたい」という目標に近づくことが実感できたことで湧いてくる感情なのは間違いありません。

私自身、小学生の低学年の時に将棋が好きになったのは「祖父と同じ目線で勝負ができた」ことでしたが、高学年の頃に一時大嫌いになったのは「いくらやっても祖父に勝てないから」でした。今では学んで上達して嫌いではなくなりましたが、それも別の理由がきっかけで再び「勝ちたい」という目標ができたからの変化です。

 

ではなぜ勉強だけはスポーツやゲームよりも嫌いな人が明らかに多いのか。

これは成長や上達がなかなか実感できないうえに「勝てない」競技だからです。

そもそも競技人口が違います。例えば、野球部はクラスに数名、しかもポジションが被らないケースもあったりしますが、勉強は基本的に競技人口がクラス全員です。この勝負で勝ったと実感するためには1位を取るか、もしくは「誰か固定のライバルを作って勝負をする」しかありません。さらに全国模試まで視野に入れると上には上がいることがわかってしまい、自分の上達があたかも大したことのないようなものに感じられるようになります。

ライバルを持つことは勉強のモチベーションを維持するうえで非常に大切なことなのです。

 

さあ。ライバルを決めたらあとは実践です。このやり方もゲームやスポーツと同じです。

・回数をこなして経験を積むとそれに応じて腕前が上達する

頭を使って考えた方が考えずにプレイするより上達が早くなる

何かしらのセオリー(定石)が存在するのでそれを理解する

 

一つ目はわかりやすいですね。勉強に置き換えるなら「たくさん勉強すると色々な問題が解けるようになるよ」という至極当たり前なことです。

二つ目も難しくはないでしょう。これも勉強に置き換えると、「頭を使って考えながら問題に向かえば使ってない時より理解しやすいよ」ということです。

どちらも中学生くらいなら今までの経験から「そんなのどっちも当たり前だ」と言われてしまいそうなくらいの内容です。しかしこれ、たしかに言ってることそのものは地味でつまらない内容ではあるんですが実は案外悪くない。むしろ核心をついているなあと私は思っています。

これらをさらに置き換えてみましょう。

 

A君「次のテストでは絶対にB君より良い点が取りたいんだ!どうすればいいかなあ」

先生「じゃあB君よりもたくさん勉強をするべきだね。B君は1時間半の勉強を毎日しているそうだから、毎日1時間40分やってみたらどうかな」

A君「えー?10分で大丈夫かなあ?」

先生「たった10分でも毎日B君より多く勉強できればいつかは越えられるよ」

A君「なるほど。じゃあ他に方法はないの?」

先生「ひとつの問題を理解して解く際に、絶対にB君よりも先に理解して解くという強い思いを持ちながら、教科書をしっかり読むことだね」

A君「なんかいきなり精神論ぽくない?」

先生「B君が普段どれだけ頭を使って問題を解いてるかは他人の目からはわからないからね。だからB君よりも早く、しっかりと勉強をするという意識を作ることが大事なんだよ」

 

……こうして実際に文章(というか寸劇)にしてみるとどうでしょう。当たり前のようでいて案外なるほどと納得できるんじゃないでしょうか。ライバルよりも強い気持ちを持ってライバルよりもたくさんの量をこなせば成績は上がって勝てるようになるよというだけの話ですが、案外こういう一番基本にすべきところをすっ飛ばして、「親に言われたからやる」「将来のためにやる」「とりあえず宿題だからやる」と思考停止してしまっている人が多いんじゃないでしょうか。

 

勉強のやり方の効率化。その前段階として、意識を効率化させることから始めてみませんか?

頭を使って考えた方が考えずにプレイするより上達が早くなるのは間違いないのですから。

 

 

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