漢字の練習の仕方。というお話。
2023/10/25
はい。中田です。
季節が秋から冬に近づいてきて、なんだか眠くなる日が増えつつある今日この頃ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。この時期は定期テストも一段落指摘が抜けてしまいがちですが、1か月後にはまた次の定期テストになります。今からしっかりと準備することが大事ですし、体調管理にも気を付けていきたいですね。
さて。先日、漢字の練習についての相談を受けましたので、今回はそのことについてのお話になります。考えて見たら英単語の話はしたことがあるんですが漢字の話に関してはあまりしてなかったんですよね。では早速いってみましょう。
【漢字の練習】
まず、漢字の練習と言われると「たくさん書けばいいんでしょ?」と思ってしまう子が多いんですが、実際のところはそうでもないんです。英単語や漢字、それから社会科や理科でも用語を覚えるいわゆる「暗記」については、どちらかというとやり方の方が大事だったりします。具体的に見ていきましょう。
①声に出して読みながら書き取りをすること
英単語などでもそうなんですが、暗記をする時に声に出さない子って結構いますよね。
実は人間の脳というのは、刺激を受けた時のその刺激の強さで覚えておくべき記憶かそうでないのかを判断する習性があります。ですから、記憶する時にはなるべく強い刺激を受けると記憶が残りやすいんですよ。ホントかどうかは知りませんが、なんでも昔の忍者は情報を覚えて持ち帰るために自分の身を刃物で傷つけながら、その痛みで記憶を定着させたとかいう話もあります。流石にそこまでする必要はありませんが、少しでも刺激を増やすためにも声に出して読む癖はつけた方がいいですよ。
②意味を考える
漢字の中でも会意文字と形成文字は二つ以上の漢字を組み合わせて作られた文字です。というのも会意文字が二つ以上の漢字を組み合わせてもとの漢字とは別の意味を表した漢字なのに対して、形声文字は「意味を表す部分」と「発音を表した部分」を組み合わせてできた漢字なのですね。
例えば会意文字の「明」の字は「日」と「月」から出来ていますし、形成文字の「晴」は「日」と、音読みでセイという音で共通する「青」の字で出来ています。
ですから、音や意味を理解しながら勉強することで覚えやすくすることが出来ます。むしろ、漢字の8割以上は形声文字ですから、そうした工夫をせずに勉強をするとかなり効率が悪くなるのだと思った方がいいかもしれません。
③使ってみる
テストに出てくる漢字の問題は、基本的には分の中の該当箇所をカタカナで表記して、漢字に直しなさいと言われることが圧倒的に多いです。ですから、漢字だけ覚えていても使い方が分からなければ問題には答えられないということがわりと頻発します。特に同音異義語の問題ではよくあるケースですね。となると、漢字は1文字ずつではなく熟語で覚えた方がいいはずです。そして、その熟語を使いこなすためには文章で書くことが最も効率的なはずです。そんなに難しい文章じゃなくていいですから、まずは自分でその漢字を使ってみることがいいと思います。
どうでしょうか。実は英単語とも共通する点が多いでしょう。漢字や英単語、その他の科目においても用語を覚える時には、上記の3つの点について意識してみるといいと思います。
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