慧文塾

学習計画の立て方② 優先順位を決めよう

お問い合わせはこちら

学習計画の立て方② 優先順位を決めよう

学習計画の立て方② 優先順位を決めよう

2023/05/27

はい。中田です。

今日のお話は、前回から始まりました「学習計画の立て方」シリーズの第2回ですね。前回は学習計画の話というよりも、むしろ時間の捻出の仕方に関する話でしたね。おさらいすると、「自分が使える時間を正しく把握しておき、できるなら増やしておきましょう。それを怠るといつか必ず時間が無くなってせっかく立てた計画が狂ってしまいますよ」という話でした。

今回はその続きですね。計画を立てるため確認すべきことその②『優先順位の確認』について話をしようと思います。では、いってみましょう。

 

いきなりですが、仕事をする時に大事とされるものの1つに『納期』というものがあります。これを読んでいるかもしれない子どもたちにもわかるように言うなら、納期とは「その仕事を終わらせなければいけない期限のこと」です。そして当然、この納期は守らなければいけないものですから、たくさんある仕事の中から、期限のタイムリミットが早いものから順に仕事を処理することが求められます。……この際に、もしも終わらせなければならない仕事の順番を間違えて仕事を進めてしまうと、大概は納期を守れずにその仕事は失敗することになります。

学生さんたちなら今のうちにこの「納期」という概念は覚えておくといいですよ。将来絶対に役に立ちます。未来の上司に怒られる回数も減りますよ。きっと。

さて。なんでいきなりこんな話をするかというと、勉強にもまたこの「納期」という考え方が不可欠だからです。勉強と言われると終わりはない気がするのですが、それでもとりあえずの区切りというか、定期テストや受験などの節目は必ず存在するわけでして、つまるところ

期限(納期)までにどれだけの知識を得て、それを使いこなせるようにするか

ということです。ここで必要になるのが前回説明した逆算の考えですね。

 

そして今回の本題です。

小学生・中学生に限らず、定められた納期に対して同時進行的にやらなければならない勉強は複数あるのが普通です。科目だけで見ても5科目ありますし、単元まで広げたら定期テストの範囲だと15くらいになるんじゃないでしょうか。

それだけあれば当然どこから学習を進めたらいいかわからなくて困ることもあるでしょうし、その状況で学習計画を組むことはなかなか難しいでしょう。ですから、優先順位を先に決める必要が出てくるわけです。具体的にどういう基準で決めればいいかというと

①毎日やらなければならない学習(漢字・計算・英単語)。

②苦手科目の、今現在苦手な単元に関わる復習内容。

③苦手科目の、今現在進行中の単元の学習。

④残った科目の、現在進行中の学習。

⑤得意科目の、これから学校でする内容の予習。

⑥残った科目の、これから学校でする内容の予習。

この順番で学習内容を洗い出すといいと思います。基本的には、予習と復習では復習を先に、そして苦手科目を優先的に学習していいでしょう。いくらしっかりと計画を組んだとしても、持っている時間は有限ですし、やってみて上手くいかない時もあるでしょうから、優先順位の後ろのものほどやり遂げられない可能性が高くなります。つまりは計画が上手くいかなくても最初は気にしなくてかまわないのですね。それぐらいの軽い気持ちの方がいいです。

さて。では次回はいよいよ学習計画を立てていくことになります。なので、その前にもう一度これを機に学習の洗い出しと優先順位の決定をやってみてはいかがでしょうか。

 

 

 

----------------------------------------------------------------------
慧文塾
〒331-0078
住所:埼玉県さいたま市西区西大宮3-54-19 亜土ビル201号室
電話番号 :080-2392-4846


----------------------------------------------------------------------

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。