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小学6年生。中学の準備についてのお話①

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小学6年生。中学の準備についてのお話①

小学6年生。中学の準備についてのお話①

2023/02/04

はい。中田です。

2月になりまして、高校受験まであと2週間と少し。そのあとには小学生も中学生もいよいよ卒業シーズンになるわけですが、いかがお過ごしでしょうか。この時期の塾はどこも受験への追い込みに大忙しな時期ではあるのですが、実は塾の先生としては同時進行で考えなければならないことが一つ、持ち上がってくる時期でもあります。すなわち小学生が中学校に進学することによる変化への対応です。というわけで、これから2か月間、何回かに分けてそのことを語っていこうと思います。不定期になるかもですがお付き合いいただければ幸いです。

 

さて。あと2か月もしたら小学6年生も中学生1年生になりますね。

中学校生活ってどんななんだろう、どういうことをするんだろう、友達はできるかな、勉強は難しくなるのかな、ついていけるだろうか。現時点でも悩みや不安は色々あるはずです。

そこで、初回は小学生のうちに2か月でできる中学進学準備学習について話そうと思います。要するにスタートダッシュのかけ方講座とでも言いましょうか。

とはいえ、あくまでも塾の先生の視点での話です。なにかどこか抜けや穴や弱点があったり、それまでの学習でわかっていない所があったり、あるいは逆に「ここをもっと伸ばしたい」「ここを得意にしておきたい」という意欲的な個所があるなら、そこを優先して学習しておく方がよいことが多い。ということは先に伝えておきますね。

 

【この2か月でやっておくといいこと】

①算数において。

・虫食い算(穴埋め算)、記号を使った計算

・単位量当たりの計算

・割合と速さの計算

・三角形と四角形と円の面積

 

上から順に優先度が高いと考えてください。中1の数学で最大の難関はおそらく数学ではなく文章題の意味が理解できない国語力の不足になると思います。また、計算においても小学校の「なんとなくこうやればいい」「答えさえ合っていればいい」が早晩通用しなくなりますからいち早くそうした思考から脱却することが不可欠になります。虫食い算は「なんとなく」では解きにくい問題ですし、後々の方程式の考え方の基礎になるのがポイントですね。

また、文章題で何を訊かれているか、訊かれることにどう対処して解答を導き出すかの基本は単位量当たりの計算。その応用が割合と速さの計算になります。割合と速さの計算については方程式の範囲でも扱いますが、やり方の基本を習うのは小学生、それも小学5年生で、かなり難しいうえに昔のことで忘れてしまっている6年生は非常に多いです。方程式の問題に応用で出題されてきて、ほぼ初見みたいな有様で撃滅されるまでがテンプレートみたいな範囲なので今のうちに習得しておくと俄然ラクです。また、まあいずれ何とかなるだろう的に油断していると高校受験の際に習熟不足で地獄を見る範囲であることも伝えておきますね。

面積3種類は、解き方も分からない、忘れてしまった、みたいな人でなければ、とりあえずは後回しにしてOKでしょう。中学生でそれを用いての問題が本格的に扱われるのは2学期です。夏休みまでに基礎を固めておければ大丈夫なはずです。

 

②英語において。

・単語。

 

単語です。何はなくとも単語。是も非もなく単語。まずは単語。そして単語です。

英語は、1学期の間は基本中の基本になる英文中心で授業が進みます。そして学校の授業では文法らしい文法の授業はほとんどありません。まず基本構文からやり始めるのがほとんどで、英語の音になれるところから始まります。……個人的には、それだと途中からいきなり文法が入ってくる形になるんで子どもたちが英語文法見て混乱する要因になってるんじゃないかとは思うのですが。そこらへんはウチの慧文塾に来てくれたら何とかするんで。それよりまず先に単語を覚えましょう。4月の内容と言わず1学期、なんなら2学期の内容まで単語を覚えちゃうくらいしていいと思います。

 

③国語において

・なんでもいいから活字の本を2冊読もう

・漢字

・国語文法が出来ると望ましい

 

 

できるだけ難しくない本がいいです。読んだ後面白いと言えるものでなくてはいけませんし、できれば子どもたち自身に「これなら……」と本を選ばせたいですね。極論ライトノベルでもいいくらいです。とにかく字を読むことと物語が頭の中に入ること、またそこからイメージが湧くようになること最優先なんで。

国語文法は「英語のために」簡単なレベルは頭に入れておいた方がいいと思います。必須ではありませんがどのみち中学でもやるので。やっといて損はないですね。

そして何より漢字。英語単語と同じく中学の学習労力軽減はまずはここから。

 

④社会と理科

・なし?

・しいて言えばマンガ日本の歴史を読む

 

ひとまずは数学・英語・国語に労力を回すべきです。予習をしたかったらすればいいですが、2か月のうちに絶対にやっておこう!ということはありません。社会科としてはあくまで教養としてマンガ日本の歴史を読んでおくと多少は中学に入ってから理解が楽じゃよ、とは言っておきたいところです。しかし……

この2科目の恐ろしさは中学生になってすぐの4月に現れるのでした。

 

というわけで、今後そこらへんのお話も出来たらと考えております。

ひとまず今回はここまでということで。

 

 

 

 

 

 

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