語ってみる成績の上げ方 第6回【集中力 その1】
2022/09/13
はい。中田です。
久しぶりに、ホント何か月かぶりに本編?の成績の上げ方を語ってみようと思います。そろそろ集中して何かに取り組むことが増える時期でもありますし、このペースで更新していくと冬にもなりかねませんからね。というわけで集中力についてのお話です。
集中力の話をするうえでまず1番初めに言っておきたいことがあります。すなわち
「ながら勉強」は(基本的には)しない
ということです。
○○しながら、例えば「音楽を聴きながら」「テレビをつけながら」「食事をしながら」など他の行動をしながらの勉強はダメってことです。たまに、生徒の中に「私、音楽を聴きながらじゃないと集中できないんです」とか言う生徒も居たりしますが、
それは音楽に集中しているのであって勉強に集中できているわけではないよ?という話です。
基本的に一度に複数のことを同時に行ったり考えたりすることはマルチタスクスキルと言ってそれなりに修練が必要ですし、それが出来るからと言っても脳のリソースは確実に音楽に割かれているわけですから集中できているとは言い難い。そもそも人間の集中力はそんなに長時間持続するものではありませんし、集中するとかなり疲れるものですから、脳のリソースを目的以外に割くことはお勧めできません。
さて。そこまでを前提とした上で勉強に集中するにはどうすればいいかというと。
勉強をすることが一番大事ですよ、と。
………。
いや。冗談とかトンチとかではないです。
何かに集中するためには他の一切を排して、それしかできない・しない・するしかない状況を作り出して、それに没頭するのが一番手っ取り早いんですよ。逆に言うと、なにかしら他に逃げられる状況や逃げられる逃避先がある限りどこかでMAXな集中にはならないと思います。
集中するための最初の一歩は「必ずやると覚悟を決める」こと。
勉強に集中するには勉強しかできない・することが勉強しかない状況を作ればいい。
もちろん、勉強が好きで、何かをするときの行動の最優先事項が勉強だったりしたら、覚悟を決めるまでもなく大好きな勉強に没入できるのでしょうが、大概の人はそうではないですからせめて勉強から逃げなられない状況を作ることが大事なんですね。
そのために、宿題の締め切りやノルマ、受験までの残り日数などで「もう逃げられないぞ」と自分に言い聞かせた人から順に、少しずつですが集中力が備わるようになり始めるんです。
うちの子がなかなか勉強に集中できなくて。
集中せねばならない緊迫した状況に追い込んでいますか?
集中せざるを得ないくらい必要性を自覚できていますか?
集中を妨げるものが手の届く範囲にあったりしませんか?
まずはそこからだと思います。
………でも。
心に負担がかかりますしストレスも半端ないでしょうから、やりすぎはもちろんだめですよ?
大事なのはメリハリ。前述のとおり、集中するのって非常に疲れることなんで、やりすぎると効果は薄くなりますしモチベーションの低下を招いて逆効果に。ってこともあったりします。何事も、用法容量を守って正しくお使いくださいが大鉄則なんですね。
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