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「質問力」というスキルについて。のお話。

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「質問力」というスキルについて。のお話。

「質問力」というスキルについて。のお話。

2023/11/15

はい。中田です。

いやあもういきなり冬ですね。あまりに寒いんで早速コートを出してきましたが、もう秋をすっ飛ばしての気温変化に驚くばかりです。今年の夏はエルニーニョ現象が発生しながらも全然気温の低くならない夏でしたから、今年の冬はもしかすると雪が多くなるかもしれませんね。

 

……さて。

今回は前回・前々回の理科と社会の話に関連してのお話。『分からないことを先生に質問をすることの大事さ』についてのお話です。「わからない事」はなんとか先生に質問して「わかる」ようになりたいのは誰しもですが、実際に質問するとなると腰が引けてしまうという人は少なくありません。今回はそんな人へのお話です。

 

【今だ、俺を使えぇ!】

なんかいきなり、よくラノベに出てくる喋るタイプの武器みたいなことを口走ってみましたが、正直なところ先生という仕事に就いている人っておよそ全員がこんなことを日頃から考えています。先生というのは、生徒に頼られて使われて、使い倒されるのが好きで好きで仕方ないのが本音みたいなところありますので。質問なんてされればされるだけ嬉しかったりするんですよ。(それを喜ばない先生は先生にあらずですわ)

ですから、基本的にウェルカムです。じゃんじゃん質問してください。「こんなことを聞いたら『授業で説明した』と突っぱねられるかも」とか恐れないでください。たしかに先生も人間ですから嫌味のひとつも言ってしまう先生も居ますが、大丈夫そいつはほとんどがただのツンデレですから。なんだかんだ言ってもちゃんと教えてくれるはずです。ここは勇気を出してみるのがいいでしょう。

 

とはいえ、「それでも質問するのは苦手で……」という人も居ますよね。

まあ、わかります。「恥ずかしいから」とか「面倒だから」というのがわりとよくある理由ですよね。でも、確かにそれらは思春期の小中学生たちにとって質問するハードルになりますが、実はそれは思春期には限らないのです。というのも、そもそも質問するということ自体が大変難しいコトなのであり、高次元の行動だからなのですよ。

ここ数年前から、「質問する」という行為ができる力というのは大人の仕事の世界でも「質問力」という言葉で使われるほど難しいこととされ、そしてそしてマスターできると大変なパワーを発揮できる「能力」として注目されていたりします。

ちゃんと正しく質問が出来るということは、それだけで十分に能力者として扱われるのだ。というわけです。(暴論)

 

……。

能力ってことは、磨いて育てることもできるんじゃないでしょうかね。

そう。つまり小中学生は、質問力という能力を磨いても育ててもいなくて、使いこなした経験がないから質問を怖がっているということなんです。逆に、質問することを恐れない子は、「質問することに慣れていて質問力が育っている」のか、もしくは「質問をして失敗をしたことがないから恐怖心がない」のかどちらかということ。

では、中学生の勉強に効果的な「質問力」の育て方を見ていきましょう。

 

①的確な質問の準備。

質問をして、相手が答えてくれた。けれども自分が聞きたかった・知りたかったことはそういうことじゃないんだけど!って経験、ありませんか?その上さらにそのことを相手に伝えると「何がわからないの」と逆に聞かれてしまったりとか。

そうなるともう会話が平行線になっちゃいますよね。しかも自分は勇気を出して質問をしたのに成果がなかったわけですから、「もうあの先生には質問なんてしない!」という気になってしまったりもします。

わかる。わかりますよ。でもだからこそ、それを避けるために質問前の時点で「自分がどこがわからないか」をハッキリさせましょう。

先生もどこがわからないかがわからなければ説明のしようがありません。
先生は神さまでもエスパーでもありませんから、言葉や行動から生徒が「わからない」と感じているところを探って説明をしているわけでして。質問の内容があやふやだったりすると当然説明もズレてしまいます。

ですから、事前に声に出して質問の「予行練習」をしてみましょう。
自分の言葉でしゃべることで「本当に何がわからないのか」が整理され、「的確な質問」ができあがります。

 

②質問ノートづくり

「的確な質問」が用意できたらいよいよ質問をするわけですが、その前に1冊の新しいノートを用意しましょう。慧文塾では今使っているノートのページを分割して、右側に質問欄を作ることを推奨していますが、やり方が分からない・慧文塾生でない場合は教科ごとにノートを用意するのが手っ取り早いですね。
そしてノートの第1ページに先ほど用意した「的確な質問」を書き込みましょう。
数学の問題だったら問題文も含めてしっかり書きます。先生がそれを見て「この生徒はココがわからないんだな」とハッキリわかるようにていねいに書きます。

ここで、自分でその質問を見返してみて「何を言っているのか分からない」のであればその質問を先生にぶつけたとしても、先生も何を質問してこられたのか意味が分からないはずです。本人が分からないことを他人が理解できるはずがありませんからね。

そう。これはつまり「質問力」の強化であると同時に「説明力」の強化でもあるのです。二つの能力を同時に伸ばせるのですからこれを利用しない手はありませんね。是非とも、質問ノートを作っちゃいましょう。

 

③先生にノートを渡しながら、「質問があります」と言う。
ノートに質問が書かれているからいろいろしゃべる必要はありません。もちろん、声に出して質問するより果てまでめんどくさいやり方ですが、いちいち説明をして、説明を間違えて、妙な誤解が生まれるよりは全然マシです。

あとは、先生の解説をそのままノートに書いていけばいい。

もしその場では一瞬わかった気になっただけで、実は理解できていなかったとしても、これなら家に帰ってからノートを開くだけで復習が出来ます。これならもう一度、同じ質問や同じ間違いをして先生の表情を曇らせる心配もなくなりますね。

 

そして、テスト前にもう一度そのノートを見れば、それだけで自分の弱点となる箇所の復習が出来てしまいます。めっちゃお得ですやん。

質問力の強化・説明力の強化・復習用参考書の自作と三つの効果が得られる質問ノートづくり。たしかに慣れるまではちょっと面倒と感じるかもしれませんが、それだけの価値はあります。これは子どもたちだけでなく大人になってからでも有効な方法とされ、仕事などでのスキルアップにもなるそうですから試してみてはいかがでしょうか。

……これでステータスのスキル欄に「質問力」が追加されるのも間違いなしですね。

 

追伸。今年は12月中、および講習会参加者限定で、当ブログをご覧いただいた新規お問い合わせの方に限り体験授業3回まで無料キャンペーンを計画しております。
少しでも興味のある方は、まずは学習相談・無料体験だけでも構いません。
皆さんのお問い合わせ、心よりお待ちしております。

 

 

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