勉強のアドバイス(漢字編)
2023/07/26
はい。中田です。
体験学習を経て合流した生徒も含めて、いよいよ本格的に始まりました夏期講習会。実際はすでに3日目に入っていますが、今朝のブログ更新は案の定間に合いませんでしたね。昨年同様に講習会の期間中はブログを進めている余暇もあまりないかもしれない、ということで、こういった隙間のタイミングで更新をしていけたらと思います。
さて。講習会前から始めている勉強のアドバイスですが。今回は国語……という前に、漢字の話にしようと思います。ではいきましょうか。
【漢字の覚え方】
書いて覚えます。当然ですが、見ているだけでは覚えられません。ひょっとしたら見ているうちに読み方くらいは分かるようになるかもしれませんが、おそらく書く練習をしないと書けるようにはならないでしょう。だから、10回書いて覚えてください。それでダメなら20回書いてください……。
と、言われることってありませんでしたか?
正直なところ。これ、やらなきゃいけないことの説明としては間違ってはいないんですけれど、漢字の覚え方の解説としては全然ダメなやり方なんですよ。(というかそんなアドバイスだったらわざわざ記事にはしないですわな)というわけで、まずはこちら。
【真・漢字の覚え方】
まずじっくり文字を見て、特徴を掴みます。なんでもいいです。何でもいいからその文字の特徴をつかみ、意味と特徴につながりがないかを考えます。意味に繋がりがないようなら、音で考えます。へんとつくりに分けられるなら、つくりの部分の音がもしかしたらその文字の音と同じかもしれません。それも特徴です。それら特徴を掴んだら、それから漢字を書いてみます。声に出しながら5回書きましょう。覚えきれていなかったなら、今度はもう一度、覚えた特徴をもう一度確認して、10回書きましょう。
こんな感じですかね。説明しますね。
松という字があります。これはへんとつくりに分けると「木」と「公」で出来ています。ですから「木と公を組み合わせると松なんだー」と覚えます。ほんのちょっとのことですが、これだけで案外覚えていられたりするもので、いきなり文字を模写して10回書いて覚えるよりは段違いに覚えやすくなるはずです。
鯖という字があります。こんな字は小学校や中学校で習わない気もしますが、鯖ってのは青魚の代表格と覚えてしまえば一発ですね。ほら、常用漢字ではない学生時代には習わない漢字もこうやれば覚えてしまうものです。弱い魚とかも案外知ってますよね。
飯という字があります。この字は食べ物の意味をあらわす「食」と、ハンという音読みの音が共通する「反」の字が組み合わさってできています。意味に繋がりが見いだせないなら音で考えてみるというパターンの文字ですね。
こういう文字の成り立ちを区分すると象形文字・指示文字・会意文字・形成文字などのグループが作れるんですが、それはひとまず後回しにして。せっかく成り立ちに区分があるんですから覚える段階でそれを利用しちゃいましょうというわけです。
いきなり書き始める漢字の暗記より、覚える効率も上がると思いますよ。
さて。全く役に立たない応用編でもいきましょうか。
魑魅魍魎という字があります。
①4文字とも「にょう」が鬼
②1文字目は離の左側
③2文字目は「未」
④3文字目は網の右側
⑤4文字目は雨の中の点が人になったやつ
はい。それぞれの部首名(例えば「きにょう」とか)そういうことを知らなくても、プロセスだけでこんな難しい字も案外何回か練習しているだけで覚えられたりします。上手く活用してみてはいかがでしょうか。
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