勉強のアドバイス(基礎編)
2023/07/15
はい。中田です。
1年以上のブログの更新をしてきて思うのですが、ここの最初の書き出しで何を書くかが毎回1番悩みます。結局は気候や時事の話をしていることが多いわけですが、毎度気温の話になっても面白くないんで、今回はもういきなり本題から入っちゃいましょう。
今回は『勉強のアドバイス(基本編)』です。2週間後からは夏期講習に入りますし、普段とは更新のペースも少し変わると思いますから、これからしばらく更新については日々の様子のご連絡と、それと勉強についてのアドバイス……というかヒントを中心に語っていくのがいいかと思いまして。こういうのは挙げれば無限に出てくるんですが、とりあえず今回は初回ということで趣旨を説明しやすい基本編から。
では行ってみましょう。
【イメージって何?という話】
今まで、勉強ができるようになるには分野や科目問わず「明確なイメージを持つこと」が大事だというのは何度も言ってきました。でも、明確なイメージって一体何なの?と言われると確かに説明するのが難しいわけでして。それがなぜかと言いますと
明確なイメージって、すでにイメージが出来ている人からすると
当たり前のこと過ぎてどこから説明したらいいか困る
というのがあるんですね。
例えば、社会科の地理の話になるんですが。
Q、インドネシアの気候ってどんなだと思う?
という質問があったとします。テストや問題集等で出題される際にはもう少しカタくて踏み込んだ設問にはなるとは思いますが、けっこう見たことのある問題だと思います。
さてこの質問、社会の知識を丸暗記している人ならば当然答えられると思うのですが、
今回はそれはひとまず置いておいて。まずはインドネシアって言うとどんなイメージがあるかを考えてみてください。時間は最初は10秒くらいからが望ましいです。
……。
どうでしょう。これには個人差がかなりあると思いますし、何が出てきたかは挙げればきりがないとは思うのですが、そうですね……
島国。赤道の近く。バリ島。暑そう。
とか、ここらへんが出てきたらひとまずOKでしょう。すでに先程の質問に対する答えが見えていますね。人によっては
石油輸出国。液化天然ガス。イスラム教徒の多い国。スカルノ大統領。
とかも出ますかね。ここらへんが出てくるとなかなか社会科力高いなと言う印象です。
さて。このイメージをする際に、最初に挙げた4つを見てください。
この中の『暑そう』こそが先の質問に対する答えそのものなのですが、真っ先にこれを思い浮かべられなかった子も居るかもしれません。ですから、ここでは他のイメージについても見て考えていくことにします。例えば『赤道の近く』はどうでしょう。
……そりゃあ暑いわ。ってなりますよね。つまり、学校でもらった世界地図や地図帳でインドネシアがどこにあるかを知っていたなら、インドネシアの気候を知らなくても、ちょっと考えることで暑いということにはたどり着けるわけです。
とはいえ流石にこれだと社会科の答えとしてはマルはもらえなそうなんで、他のものを見てみましょう?次に地図帳を知ってる子がイメージするのは『島国』でしょうか。
ここで、「周りに海があると水蒸気が蒸発して雲になり雨がたくさん降るよ。」という理科の知識、あるいは先生の説明が頭に入っている場合、インドネシアは『暑くて雨がたくさん降る地域』ということに繋がります。
そういう地域の気候を《熱帯雨林気候》と言います。この答えなら社会の答えとしてもテストでマルがもらえるでしょう。
このように、テストで答えを記憶していない問題に出会ってしまった場合、知っている知識からイメージを膨らませて答えに近づくことが重要です。社会や理科はまだ暗記でどうにかなる部分もありますが、数学や国語ではこの「イメージできる力」があるかが点数にかなり関わってくるわけですね。
そこで、次回以降の応用編においてはこのイメージが持てているか、あるいはどう考えてイメージから答えに繋げればいいかを、全部は無理なんでちょっとずつですが紹介していこうと思います。
----------------------------------------------------------------------
慧文塾
〒331-0078
住所:埼玉県さいたま市西区西大宮3-54-19 亜土ビル201号室
電話番号 :080-2392-4846
----------------------------------------------------------------------