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復習の重要性。のお話

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復習の重要性。のお話

復習の重要性。のお話

2023/06/07

はい。中田です。

このところ学習計画の立て方についてを主に語っていまして、その間に定期テストも挟まって少し間が空いていましたが、今回は復習のお話です。というのも、学習計画の話の中で予習の重要性について語ったわけですが、復習に関しての話は久しくしていないなあと思いまして。

……約1年前とかになりますかね?というわけで今回は、再び『復習の話』をしましょう。

復習。学校や塾で学んだことを定着させるという点で、復習は勉強において最重要と言っても過言ではなく、「成績を上げる」という点では予習よりも大事なのは間違いないものです。

もっとも、正直なところ私は、トライアル&エラー方式の学習方法が正しいとはあまり思っていないタイプの塾の先生ですから、まずそこからお話しようと思います。

ではいってみますね。

 

さて。予習・復習の意義ついてのお話ですが、まず予習に関してはこれは以前に「あらかじめ予習をすることで学校の授業を復習の立場にすることが出来、先生の説明をより分かりやすくなるようにするためのもの」だと言いました。これは、事前に先取りで学習をしておくことでその学習内容についてしっかりと「理解」することが大事だからです。

しかし、その「理解」を軽視して、いきなり問題を解き始めてしまう、むしろそれを勉強だと勘違いしてしまっている子がけっこういます。特に学校から宿題を出された時など、さっさと終わらせたいために不十分な理解のまま宿題を始めてしまう子は多いですよね。

でもその場合だと「理解」が不十分な状態なので間違えが非常に多くなることになりますし、下手するとなんで間違えているのかもイマイチよく分からないなんてことにもなりますから、勉強の効率としては非常に効率が悪くなってしまうんですね。こうした「まずやってみてから間違っていた箇所を1つずつ手直ししていく勉強の仕方」を、私はトライアル&エラー方式の学習方法と呼んでいます。正直、ちゃんとした予習が出来てない状態でこの勉強方法をすると

 

成績は上がらず時間だけが失われ、最後にはやる気もゼロになる

という、わりと呪いみたいな最悪の勉強方法なので、「最初に理解することは非常に大切で、そのための方法のひとつに予習というものがあるんだ」ということを、子どもたちだけでなく保護者の方にも知っておいてほしい、と私は思っています。

 

ですが。このトライアル&エラー方式の学習方法が全く意味がないかというと、あながちそういうわけでもなくて。この勉強方法はミスをなくすために非常に効果的な勉強方法なのです。

……というかこれは、学習の内容を完全に理解した上でテストで点を取れるようにするための勉強の仕方なわけです。

ですから、ただやればいいというものではないんです。

 

復習って、漫然とただひたすらやり続けるやり方をしていると、どうしてもモチベーションがだだ下がっていくのが普通です。その理由は勉強に終わりがないからで、究極的にはテストで100点を取らなければ……いや、もしも100点を取れたとしても、本人が「これで完璧だ」と確信するまでは勉強は続きますから、理解不十分なままトライアル&エラー方式の学習方法を続けていくと、「ああ、いくらやっても自分はダメだなあ」と思ってしまいモチベーションが下がるのですね。

しかし「すでに学習した知識を定着させる」ために宿題を解く場合、この現象は起きません。なぜなら……問題が分かるし解けるからです。

もちろん、そうは言ってもまだ知識は定着はしていないのでミスはします。設問のいくつかは間違えてしまうでしょう。でもその場合にも、「わかっていたのに間違えた。悔しい」という気持ちが生まれます。「もうちょっとだったな」とも思うかもしれません。ミスをした自分に自己嫌悪はあるかもしれませんが、「いくらやっても自分はダメだ」とはなりません。

そして、このミスをなくすのがトライアル&エラー方式の学習方法なわけです。

 

ということは。復習の意義とは。

①学校や塾の授業では理解不十分だった内容を今度こそしっかりと理解する

②ミスを減らすために学習内容を定着させる

この2つなわけです。

当然、①と②では勉強の仕方そのものが違いますから、同じ勉強の仕方ではどれだけやっても成績は上がりません。

復習には2種類あります。

今の自分にどちらの復習が必要なのかをちゃんと考えずに復習した場合、ほとんどがトライアル&エラー方式の学習方法になってしまうため、特に①が必要な場合だと悪循環しか生まないことになります。

 

大事なことですし、案外似たようなことは小学校の頃からずっと学校の先生に言われてたりはするのですが、けっこう身に染みてないと失念してしまうことだったりします。

 

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