入試も定期テストも終わりますね。

はい。中田です。

こないだも言いましたが花粉が本当に辛い時期で困りますね。ここからまだまだ1ヶ月くらいこれが続くと考えると非常に憂鬱になりますが、仕方ありませんね。頑張っていきましょう。今週は先週よりもさらに春めいた気温になるようです。こういう時期は一番寒い冬の頃以上に風邪をひきやすくなりますし、どうやら各所でもインフルエンザの流行が噂されていますから気を付けていきたいところです。

 

さて。先日ついに中学・高校・大学入試が終わりましたね。

慧文塾にも合格の報告が生徒から届けられ、一区切りついた思いです。

また、近隣の中学では定期テストも終わり始めましたね。いよいよ新学年って雰囲気です。

では，いよいよ始めるとしましょうか。

 

 

「勉強」を、ね。

 

 

……本物の勉強を始めるにはテスト終了直後が最もイイと言われています。

復習すべき箇所も見えてきますし、悔しさや嬉しさがモチベーションを底上げしてくれるからですね。とりわけ悔しいという感情を持つことは自分の成長に大切なことなのですよ。
　というわけで、テストの「手応え」はどうでしたかな。
満足のいくものか、それとも不満たっぷりな結果だったのか。

……多分，不満ですよね。
ここで「ん！60点か。まずまずだな」なんて望みの低いことは申さないでくだされ。ちゃんと「もっと頑張りたかった」「出来るはずだった」と、それこそ100点でもない限りは悔しさを感じてほしいものです。

とはいえ、テストが終わった今となっては。定期的にやってくる苦しいテストから解放されたウレシサに友達とワイワイやっていることでしょう。
たとえ来年は自分が受験生になる身でも「しばしの休息」を楽しんでいることでしょう。

ではここでひとつお話をしましょう。

昔々，ある所に一人の少年Ａがおったそうな。
少年Ａはお金持ちになりたかった。
　ある日，少年Ａは「目標」を立てた。
「僕は将来，１００億円の財産を持つ」と。

それから少年Ａは毎日汗を流して頑張った。
朝に働き，昼に働き，寝る間も夜中も働いた。
１０円から始めた貯金もやがて
千円，１万円，十万円，百万円，一千万円，１億円と大きくなっていった。
そしてついに，ある日貯金は１００億円に達した。

「目標を達成した」ということですわ。
それから中年になった中年Ａはとトンと働かんようになった。
目標を達成したからやね。
おめでたい話や。

おしまい。

 

さてこれを聞いてどう思うか。という話でやんすよ。

中年Ａは「自分の目標を達成した」スゴイ人です。
しかし中年Ａは１００億１円貯めることはできませんでした。
なぜなら彼の目標は１００億円だったから。……これはそういう話なのですね。

１００億円貯めた中年Ａが「次の目標」（例えば２００億円の貯金）を立てたのならば、彼はきっと２００億円は達成したことでしょう。必ずしもそうとは限らない！という人も居るかもしれませんが、それでも１代で１００億円を稼げる有能中年Aですから、無理ということでもないと思います。

でも彼は「次の目標」を立てなかったため，１００億１円は達成できませんでした。

人は、どんな人でも「自分が目標とする人以上の人にはなれない」のですね。

「今のままでイイ。今が楽しければそれでイイ」と考えている人は決して「今以上の人」にはなれない、というのが世の摂理ってヤツでして。時折、たまたま何かよく分からない理由から幸運が転がり込んできて、たまたま上手くいってしまって、たまたま成功する。ということも全くないわけではないですが、確率としてはあまり期待できません。
「今が楽しければそれでイイ」と考えている人は基本的には永久に「今」以下なのです。

 

「目標」の大切さは，勉強にとっても同じでして。永遠に固定された目標はないのです。
「高校合格」だけを目標と決めて，めでたく入学できた学生が、その後の「目標」を持てずに高校の中で年を追うごとにダメになっていった例なんてのは、この仕事をしていると数えればキリがないくらい見ますし、学校のテストも同様に、前回で目標を達成してしまったからこそそこで満足してしまって次回で崩れる。なんてのもよくある話です。

 

入試、終わりましたね。

定期テスト、終わりましたね。

新しい学年を迎える今こそ、新しい目標を立ててみましょう。

慧文塾は春期講習会の募集を受け付けております。