慧文塾

おつかいって実はけっこう大事なのでは

お問い合わせはこちら

おつかいって実はけっこう大事なのでは

おつかいって実はけっこう大事なのでは

2023/01/28

はい。中田です。

相変わらず寒くて今夜などは埼玉にも雪が降るとか言われていましたが、どうもそれほどでもないようでよかったですね。とはいえ、まだまだ冬の寒さは続きますし、感覚としては関東に雪がしっかり降り積もるのはもうちょっと先の時期が多かったような気もするので、このまま体調に気をつけながら無事に越冬していきたいところですね。

 

さて。今回はちょっと気になったことをとりとめなく語ってみたいと思います。

まさしく徒然なるままに、ですね。あくまでも私が個人的に気になったことなので、データや根拠はありませんし特に意味があるわけでもないのですが。とりあえずいってみましょう。

 

今の子供たちの「はじめてのおつかい」経験の平均年齢て何歳なんだろう?

 

何歳なんでしょうね。一応、およそ5歳から6歳くらいが多いとは聞いてはいます。しかし、

私個人としては本当にそうか?と思うんですが。というのも感覚的な問題ではあるのですが、昔と比べても子どもたちが「算数の文章題」を読んで設問を理解する理解力が乏しくなっている気がするのです。もちろん、これまでにも言ってきたように国語力の不足が原因にあるのはほぼ間違いないと思ってはいるのですが、理解には文章題を読み解く国語力の他にも、物事を自分の理解しやすいレベルに落とし込む「イメージをする力」が必要でして。この間とかにもそれについては述べましたが、もっとシンプルに言ってしまうなら文章問題を解くには問題を読み解く国語力の他に、知識・思考・イメージ力が必要で、それらを全て用いて初めて理解が為されるという感じでしょうか。全然シンプルではない

となると、買い物の経験は算数の理解・向上においてイメージ力を養う良いチャンスになると思うのですが、ここでそれを阻む最大の敵「レジスター」というのが居まして。現代においてコンビニやスーパーで買い物をしようとする場合、こちら側が特に何をする必要もないままにキャッシュレジスターさんが「〇〇円払って」と言ってくれてしまうので、購入者は要求通り金額を支払えばいいわけで。

え?ちゃんと計算してる?レジスターが間違ってたらどうするわけ?

と毎回思ってしまうのです。私は。だから私は買い物カゴに商品を入れるその時点でおよその合計金額は算出していますし、なんなら×1.1をして消費税も含めた大体の金額まで出します。経験上同じことをしている人もけっこういるのではないでしょうか。実際それによって何回か「ン?なんか計算合わないぞ」となって間違いに気づいた(表示の割引がされてなかったというケースが一番多い気がする)こともありますし大事なことだと思うのですが、おそらくそういう計算を普段からしていなくてレジスターに表示される数字を信じている人はそうした間違いに気づけていないこともあるのではないかと思います。特に、子どもたちですね。

日頃から買い物をし慣れている大人であれば、商品の値段もなんとなくは頭に入っていますし計算が簡単、あるいは計算をするまでもないレベルでおよその金額を出せる……それが当たり前にできるかもしれません。

 

例えばですが、コンビニよりも安いスーパーにて、

おにぎり2つとペットボトルのお茶を1つ、さらに板チョコ2つとスナック菓子3つを買う場合、

メーカーや商品によってもちろん多少の前後はありますが、「だいたい900円くらいよな」と考えられるはずです。もしこれを計算で出すと

110×2+100×1+100×2+90×3で790円前後。消費税入れて870円くらい

となりますが、そんなことをしなくても「100円前後の商品8つだから税込み900円くらい」と考えるのではないでしょうか。これがイメージ力です。

この時に、例えばレジの人が「12000円です」と言ってきたら「……え?」となりますよね。どう考えても金額がおかしいですから間違いに気付けると思います。1500円でも「あれ?」と首をかしげるでしょう。

では。950円で首を傾げられますか?

もちろん!と言えるのがおそらく世のほとんどの大人の人です。もしかすると気づかない人も居るかもしれませんが、そういう人は損をするので気を付けた方がいいでしょう。

では子供たちはどうかというと。……普段の計算力や思考力、イメージ力を見ている限りだと案外気づけなかったりするんじゃないかなと思うわけですよ。計算力と思考力が足りないのは勉強不足な面があるため仕方ないこともなくはないのですが(勉強しよう?)、「いつもはだいたいこれぐらいの値段なはずなんだけどなあ」というイメージを持てるかどうかは買い物を普段からしているかの経験によるところも多いと思います。

どうでしょう。おつかい、していますか?

 

……昔の駄菓子屋の存在は計算力向上において地味に偉大だったのではないかと思いますね。

 

 

 

----------------------------------------------------------------------
慧文塾
〒331-0078
住所:埼玉県さいたま市西区西大宮3-54-19 亜土ビル201号室
電話番号 :080-2392-4846


----------------------------------------------------------------------

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。