集中力(番外編)
2022/09/20
はい。中田です。
最近すっかり夜が涼しくなってきました。これからの季節台風も続々と日本に来るでしょうし、もうすっかり秋だなと思います。自分が子どもだった時と比べると年々台風の被害も大きくなっているような気もしますが、どうなんでしょうね。毎年異常気象とか言われているせいでもはや何が正常かわからなくなりつつあります。
さて。今日は『ゾーンに入る』についての話をしてみようかと。
ゾーンとは。
少年マンガのバトルシーンで、追い詰められた主人公が目の前の敵や戦いに集中するあまり、感覚が研ぎ澄まされ「相手の呼吸まで感じる」「相手の動きが見える」という類のなんか凄いパワーアップしているような描写をされる状態のことを言います。
別にこれはマンガに限った話ではなく、アスリートもこの状態を経験することが多いようで、例えば新記録をたたき出した際の陸上選手や競泳選手、ノーミスで演技を終えた体操の選手やフィギュアスケートの選手などがそういった経験が「ある」と言っていたりします。
この「ゾーンに入る」状態というのは。極限まで集中力が高まり、「失敗したらどうしよう」「緊張して体が動かない」といった心配ごとすら感じないほど目の前の試合に集中できている状態であり、最高のパフォーマンスを出せる状態なのだとか。
では。ゾーンに入れるのは、そういう体を酷使するアスリートだけかというとそうではなく、あまり体を動かさないスポーツや運動経験がない人でもゾーンには入れるといわれています。なぜならゾーンに入る状態というのは、脳内でドーパミンに代表される快楽物質が分泌され、脳のパフォーマンスが高まっている状態だからです。つまり理屈的には、同じ状態を作り出すことができれば、誰でもゾーンに入ることができるというわけです。
ではそもそもゾーンとは何なのかというと。
緊張とリラックスのちょうど適正な位置に意識の覚醒レベルが落ち着いている状態
なんだそうですよ?ようするに、「緊張しすぎではないが適度に緊張していて、リラックスはしているがダラダラはしていない状態」なんだとか。理屈はわかりますが、それがどの程度に緊張していてどの程度リラックスしているのかはけっこう個人差もあるのでしょうね。
この「ゾーンに入る」ためには必要な3つの条件があるそうで。(8つという説も見ました)
・一心不乱に打ち込んでいる
・体がリラックスしている
・普段の練習に自信がある
のだそうな。
このゾーンに入るという状態、スポーツにおいては数秒しか持続しないイメージなんですが、
……というか私も高校時代にしていた部活で(おそらく)体験したことがありますが、そんなにほいほい出来るもんじゃないイメージなのですが、調べてみていたら面白い記述が。
・時のたつのを忘れる……あっという間に時間がすぎてしまうほど、夢中になっている
あ。ありますわ。それ。
部活よりもむしろ勉強でたびたび経験します。あまりノらない授業だとやたら授業時間が長く感じるのに、好きな科目や得意な科目でノってる時には妙にあっさり1時間が過ぎちゃうやつですね。なるほどあれってゾーンにはいっていたんですね。
というわけで。もし子どもたちが勉強やスポーツで……いや、それ以外でも同じように「時間が進むのが早い」と言って残念そうにしていたら、それはゾーンに入っていた。つまり非常に集中できていたということかもしれません。「ゾーンに入っていたね!」と大いに褒めてあげるとよいでしょう。
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