夏期講習進行中②

はい。中田です。

今回も夏期講習進行中です。再び気温も高くなりいよいよ夏本番という毎日ですが、放課後に塾に通ってくる普段の生活と違い、夏期講習は朝から塾が開いているので子どもたちも明らかに普段より元気です。こういった長期休暇はなるべく朝起きてから午前中など早くに宿題など終わらせておきたいですね。

 

さて。子どもたちが問題を解いているとよくあるのですが

実は問題を読んでいないという怖いお話。

とくに数学などにありがちな「このタイプの問題はだいたいこう解けばOK」のような、およそパターンがある類の文章題だと、数字だけ読んで文章を読まず、いきなり計算に入った挙句にきれいに罠に引っかかるか、もしくは聞かれた答えを出せないという事態が頻発します。

 

何人いる？と訊かれて4.8人にはならんやろ。　0.8人て何者や

テープを2本に分けて片方が－48㎝にはならんやろ。　マイナスってなんや

今月の販売個数聞かれてるのに先月の販売個数出してない？

クラスの平均て言ってるけどそれって男子平均じゃない？

などの間違いがとにかくよく起こるんです。

これは、「自分が今、どうしてその計算をしているか」を考えずにただ計算をしているから。

問題文を読んでもそこから次に何をどうすればいいかをイメージできずに、ただ漠然と計算に着手するから起こる現象ですね。

 

というわけで、一つずつ指摘しつながら踏み越えていく練習です。

「問題を読んでみよう」「なんて書いてあった？」「それはどういう意味かな？」「なら次はどうすればいいんだろう？」「どうしてそう思った？」「根拠は？」

……完全にウザい人です。しかし、そういう中で生徒自身が　( ﾟдﾟ)ﾊｯ!　と気付いた時などはやはり先生としては格別嬉しくなりますね。今日もそういう授業風景でした。