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語ってみる成績の上げ方 第三回【興味関心好奇心】

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語ってみる成績の上げ方 第三回【興味関心好奇心】

語ってみる成績の上げ方 第三回【興味関心好奇心】

2022/04/25

はい。中田です。第三回です。

……この冒頭をどうしたらいいのやら。まあでもこのノリでひとまず続けていきますか。

やがてはもうちょっと文章でも「素」を出していければと思っています。

 

さて。前回は少し難しいお話でしたが、簡単に言うと

興味・関心・好奇心があると成績は上がるよ!

というえらく面白味のない当たり前な話だったわけで。今回はそこをもう少し具体的に、どうすると興味が持てるかの話をしていきませう。というわけで、いきなり答えから出していこうと思っているのですが。……いいですか?言いますよ?

 

 

答え:いい先生に出会え。

 

はい。いきなり「何を当たり前のことを」って叱責されそうな解答を挙げて、私も少々冷や汗ものですが。やっぱりこれが一番ですよね。授業の中で「おもしろい」と出会う。これがその科目の勉強をするうえで、最も重要かつ最短の成績アップ法だと思います。

でも、なかなかそうはいきませんよね。経験、相性、センス、すべてがトップレベルの『師匠』が自分の学校に必ずいるとも限りませんし、出会えるかは運の要素が強いです。

また、そもそも科目によって面白さって異なるし、面白さにも差がありません?

例えば私は社会科と数学科が得意なわけですが、この二科目の面白さが同じ種類のものかと問われたなら「それは違うんじゃないだろうか(-ω-;)」というビミョーな表情をすると思います。個人的には、社会科は突き詰めると数学的な視点、論理性が必要になる科目だとは思っていますが、最初の『入り』の段階で共通性を見出すのは難しいんじゃないかと。さらに言えば社会科にしても地理と歴史と公民とか分かれているわけですし。そうなるとすべての科目において最高の教師陣を完璧に引き当てる、というのはかなり無茶な気がします。

だったら、「本当に面白い授業」、「そういう指導ができるいい先生」に出会うのはあきらめた方がいいのでしょうか?

 

……いいえ。私はそうは思いません。だってそれなら、そういうトップレベルの授業力を持ち生徒の関心を引き出せる教師に出会える運がある人だけが成績の上がっていく、そんな世界になっているはずですから。そうではないということは、子どもたちが授業に興味を持つかどうかは単に先生の持つウデマエ、すなわち授業力の差、だけではないということになります。

 

 

気になりますね。ではここからが本題です。

じゃあ、なにが子どもたちの興味を引き出すきっかけになっているのかというと。

まずひとつに

「優越感」

なのではないかと。

ほかの子よりもデキる。知ってる。だから褒められる。注目される。それが気持ちいい。

これらの一連の気持ちが優越感です。また、この時の気持ちよさは「自分がデキる側である限り何度でもずっと継続する」という性質があります。

もう一度、その気持ちよさが欲しいですよね?だからそういう子どもたちは決まってこう言います。「もっと続きを教えて」と。

だから、子どもたちは褒めなければ伸びないのです。

だって褒められたことのない子は優越感を得られないじゃないですか。

 

そしてこの優越感というのを、授業において簡単に手に入れる方法もあります。

「授業に事前の準備をして臨む…」
ということ。つまりは「予習」ですね。
予習すればしただけ,「わかる!」と感じるシーンが授業中に増えます。また、予習をしてわかっていたことでも、そこはさすがは先生というもので、先生は授業の中に「おもしろい」のタネを仕込んでいて、さらに深い理解につなげてきたりもします。必然、「おもしろい」と出会う確率は高くなります。

そう。本当に授業力のあるトップレベルの先生というのは「『おもしろい』の種を生徒に見つけさせるのがうまい」だけで、本当に子どもたちが興味を持つかどうかは、先生の腕前以上に子どもたち側の姿勢に左右されていた。というわけです。

 

さて。そうして見つけた「おもしろいのタネ」はどうやったら育つのでしょう。
これは授業で勉強した内容と「関係ありそうなコト」を
自分で探して調べてみる…ということが非常に効果的です。
言い換えると「発展学習」ですね。勉強内容の周辺に,意外な「お宝」を見つけだすことがある。そうなると勉強した内容も自然と「おもしろい」になるのです。

自分の力で「わかった」を掘り当てれば、その努力とひらめきはどんなコトよりも価値のある自分でつかみ取ったお宝なのですから、優越感も半端なものではありません。まるで宝石のような「おもしろい」を手に入れた気持ちよさがそこにはあります。

 

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