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モチベーションの向上。というお話。

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モチベーションの向上。というお話。

モチベーションの向上。というお話。

2024/05/08

はい。お久しぶりです。慧文塾の中田です。

GWも終りまして、いよいよ新学年の生活も本格始動というところですね。この時期になると毎年思うんですが、そして見返してみたら実際に去年にも言ってるんですが、4月に新しいクラスに上がり新しい友達が出来て、ちょうど馴染んできた今の時期に、唐突に学校に行かない生活が挟まるのってホントどうなんでしょうかね。憲法記念日だとか子供の日だとかで休みが密集しているので仕方ないと言えば仕方ないんですけど、五月病とかわりと問題になったりしているわけですが、その原因て「このタイミングだから」というのもあるような気もするんですけど。とはいえ今年はちょうど中間に登校する通常の日か入っていたので少し違うのかな?とも思いますが。

ともあれ、そういうモチベーションの低下に負けることなく気を取り直していきたいところですね。

さて。ではそのモチベーションを上げるにはどうすればいいのか。その方法について今回は話していきたいと思います。いってみましょう。

 

【やる気の向上!】

 

なーんか、やる気が起きないんだよね~。

という時にどうするか。この質問を小中学生に投げかけた場合、おそらく1番多い回答は「気分転換をする」ではないでしょうか。たしかに、やる気が起きない時に無理矢理勉強をした場合に効率が悪くなるのは間違いないですし、気分転換に何か別のことをしてリフレッシュするというのも一つの方法ではあります。

が、実はそれは完全に不正解だったりします。

というのも、やる気(モチベーション)の低下というのは、低下時の下限値の問題と、平常時と低下時の落差の問題と、二つあるからなのです。

 

……といってもよくわかりませんね。簡単に数字で説明してみましょう。

まず、ここに勉強をする時のやる気の最大値が10で、平常時が6というAさんがいたとします。そして、Aさんも人間ですからやる気が上がらない日もあります。たまたま今日に限ってはやる気の数値が2まで低下していました。

これってつまり、『普段は6なのが4も下がって2になっている』というモチベーションの低下ですよね。

それに対して、ここに勉強をする時のやる気の最大値が10で、平常時が2というBさんがいます。Bさんは勉強が非常に嫌いなので普段からやる気の数値が2です。その日の気分などで特に低下はしていませんが勉強に対してのモチベーションは低いと言えます。

さてこの場合、Aさんがモチベーションを上げるために気分転換をしたとすると、おそらく良くて「6に戻る」ことになるでしょう。気分転換は気持ちをリセットする効果があるので平時に戻る……つまり『回復』するわけですから、上手くいけば6になります。(……上手くいかないで6まで戻らないこともあります)

ではBさんが気分転換をすると……。気分転換は気持ちをリセットする効果があり平時に戻るわけですが、平時に『回復』したとしてもそれ以上にはならず2になります。つまり変わりません。

ということは、Bさんのようなタイプの子は何時間気分転換をしたとしてもモチベーションが上がってくることはない、ということなのですね。

そして、Bさんタイプの小中学生はけっこう多いのが正直なところ。勉強が好きでいつだってやる気の平常値が10みたいな子はとんでもなく稀なケースですが、だからといってわりと他のものよりも後回しにしたくなりがちな「勉強」ですからどうしても平常時のモチベーションは低くなりやすいのが現実ですよね。ゲームや動画視聴に平時から勝てるというわけにはいかないものがあります。

 

じゃあどうするか。という話です。これはモチベーションを『回復』させるのではなく『向上』させるという視点で考える必要があります。具体的に言うと方法は大きく分けて2つですかね。

①「しゃあない。やるか」という覚悟を持つ癖をつける。

②「意外とつまらなくないな」という認識に塗り替える。

このどちらかがセオリーでしょう。

そして、①については「目標の設定」が大事になります。目標を設定して、その目標に続くステップややらなければならないことを正しく認識している場合、目標を達成するためには仕方のない努力ですから、たとえそれがやりたくないことであっても「しゃあない、やるか」という気持ちになります。これは、仕事をしている保護者の方だと分かりやすい、ある意味では子供たちにも大人から伝えやすいモチベーションの上げ方ですね。でも、そのためにも大前提となる目標の設定は不可欠です。早いうちからそうした意識づくりが出来ていたりするといいですね。

次に②の方法ですが。これはなかなか難しいのですが、一言で言うなら、「その子が確実に解けるレベルぎりぎりの問題を解かせてみる」です。確実に解けるレベルなので正解率は95%ほど。できれば100%になる簡単な問題で、でも本人が「簡単すぎるわ。ナメてんのか」と思わないくらいには歯ごたえのある問題であることが重要です。確実に解けるレベルということは、あくまでも復習であり勉強の力を伸ばすという点での効果は正直あまりないのですが、やってみて「なーんだ。案外やれるじゃん」と思って自信が持てる、それを踏み台にしてもうちょっとやってみようかなという気持ちに誘導するのが目的なわけですね。

この方法の難しいところはそのものずばり「その子の現在の実力を見抜いて、その子が確実に解けるレベルぎりぎりの問題を選定して出す」というところです。正直、これを家庭でやるのだとしたらつきっきりで子どもの勉強を見てあげられる親御さんとかでないと難しいと思います。だから、学校があって塾があるわけですね。

昨今はネット授業やAI技術の進歩が目覚ましい教育業界ですが、このモチベーションの『回復』と『向上』と『維持』についてはまだ発展途上ですし、だからこそ塾業界全体が今一番注目をして力を入れている分野だったりします。

 

 

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