定期テスト対策。何をすればいいの?
2023/09/27
はい。中田です。
もう9月も終わりですね。塾の先生としては、毎年この時期になると公立入試の過去問の進捗が気になってきます。だいたいこのくらいの時期には過去6年分の過去問の1週目を終えるくらいが標準的な目安だと考えておりまして、そこに到達できているかいないかでその後の勉強の仕方を細かくコントロールしていくイメージです。中学2年生や1年生は、今のうちから「そうなんだあ~」くらいでもいいので意識しておくといいでしょう。
さて。そうは言いましたが今回はそういう受験の話ではなく、前回に引き続き定期テストのお話です。ではいってみましょう。
【定期テスト前。すべきこととは】
勉強です。
……。いや、これはボケたんですよ?間違っても、「そりゃそうだ。よし、じゃあ勉強するかあ!」とか言っていきなり問題集を開いて解き始めたりたりしませんように。そういう行き当たりばったりな勉強はあまり効率が良くないのです。というのが今回のお話の趣旨です。ではまず何をすればいいのか。どういうところに気をつけたらいいのか。そこから見ていくことにしましょう。
①残り時間を割り出す
まずはコレです。今現在、自分が使える時間がどれくらいあるかを割り出しましょう。だいたいの目安ではありますが、普通の中学生の場合だいたい家に帰ってからは4時間くらい。土曜日や日曜日は一日オフだとすると6時間から8時間というくらいですかね。人によって予定も違ってきますから正確なことは分かりませんが、これを機に自分の残り時間を正確に計算して、それをどう使うかの計画を立てるのがいいでしょう。
②計画を立てよう
夏休みにも学習計画を立てましたね。でも今回はあの時とは少し事情が違います。まず時間が短く、日数もそんなに多くはありません。ですから『最初から計画が狂うことを想定して学習計画を立てる』夏休みの計画の立て方では上手くいきません。きっちりと細かく、「この日には〇時間を使って何をするか」を決めて、計画が狂わないように時間の使い方を意識しながら完遂していくことが重要になります。
③睡眠時間は減らしちゃダメ
それでも、なかなか計画どおりにはいかなかったりするわけですが。時間をなんとか増やそうとして頑張るあまり、睡眠時間を削るという発想に辿り着く人も少なくないかと思います。
しかしそれは逆効果です。人間はしっかり勉強すればするほど睡眠中に「記憶の整理」が行われ、勉強の内容が頭に定着するようになっていまして。逆に寝る時間を削ったり寝なかったりすると、記憶の整理が不十分になり頭から抜けやすくなるのです。
それに、日常生活のリズム作りは受験に向けての意味でも大事ですからね。
③授業で使ったプリントを確認する
いつもいつも口を酸っぱくして「教科書を読め」と言う慧文塾……というか私ですが、定期テストにおいては優先順位が逆です。授業や宿題で配られるプリントというものは先生が教えたいと考えて作った教材なわけですから、テストに出やすいところが抜粋されていくことが非常に多いです。そこには授業の最重要項目がつまっていると思って間違いありません。……居ないとは思いますが、無くした者はすぐに友人に頼んでコピーを撮らせてもらいましょうね?
④教科書を読む
まあ、いつものやつです。いきなり問題を解くなんてもってのほか。まずは「わからない」を「わかる」にしてから問題を解く。と連呼していますように、今回についても教科書のテスト範囲を最低でも3回は声に出して読むのがいいでしょう。
声に出して読むことで目で読む3倍の効果が得られますしね。重要な語句や分からない語句は調べて横にチェックを入れて、わかるようにしておきましょう。
⑤書く
ここでようやく問題を解くわけですが。できるなら記号問題であっても『ちゃんと答えは日本語で書いて答える』ようにしましょう。試験は答案用紙に書くことで「答える」ことになるのですから、「答えはわかるけど書けない」ではまったく意味がありません。アウトプットを意識するためにも、答えはちゃんと書く必要があるのです。
……これはあくまでもアウトプットが目的であり、書いて覚えるのがいいとは私個人は決して思わないのですが、それでも手を動かして書いていると必然的に覚えることにもつながりますから、一石二鳥と思って、問題を解き、答えを書きまくりましょう。
以上です。今やるべきこと、自分が成績を伸ばすために必要なことを見定めて、そこに対して1つずつアプローチをしていけば必ず結果につながりますから、この5つを意識して定期テストを攻略していきましょう。
あ。それから最後にもう一つ。
⑥自分を信じよう
勉強が出来ない・計画通りにいかない・頑張り切れない、のは馬鹿だからでも才能がないからでもなく、今の段階ではまだちょっとだけ努力が足りないからです。逆に言えば1つずつ問題を解決していけば必ず結果はついてきます。自分を、信じましょう。
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