1学期の定期テストを終えたらすべきこと③

はい。中田です。

そろそろ夏休みが近づいてきました。今回も『1学期の定期テストを終えたらすべきこと』のお話をしようというわけですが、実際はあと２週間ほどで夏休みなんですよね。今回で中学の3学年分を全て話し終わるわけですが、もう少し急いだ方が良かったかもしれないと少し反省しています……。とはいえあと2週間はあるわけですし、夏前にやっておくべきこと。今回は中学1年生について早速語っていきましょう。

 

【中１生の夏前】

中学１年生の1学期の学習内容は、正直に言うとあまり難しいものではありません。たしかに小学校の頃の内容よりは格段に難しいですし、英語や数学などの新しい科目もありますから、ちゃんと勉強をしていないと定期テストでは苦戦することもあります。でも、それでもやはり中学生で習う勉強全体から見ると難しいものではないというのが本音です。

ですから、中１生が夏前に行うべき学習は、とにかく徹底的に１学期の内容を理解することを最優先に見据えてプランを組んでいく必要があります。

また、絶対に知っておいてほしい……というか、今の時点から覚悟しておきたいことですが、２学期の学習内容の難しさは１学期の比ではないので、夏休みの間にできる限り『予習』にも取り組んでおいた方がいいです。小学校の頃のイメージのまま、勉強は夏休みの宿題をして、あとは遊びと部活に全て費やす……とか、そうしたくなる気持ちは分からなくもないですが、おそらくそうすると２学期に勉強が回らなくなると思います。

「大丈夫、大丈夫」「なんとかなる、なんとかなる」と言う中学1年生も毎年居るのですが、経験から言わせてもらうとそれで本当に大丈夫だった生徒はほとんど居ません。大抵の場合、２年生か３年生の時に、「なんであの時に頑張ろうとしてなかったんだろう」みたいなことを言ってたりしますが、実際に中学生を経験した身でないとそこは実感がわかないと思うので、代わりに塾の先生として必ず注意をしています。ちゃんと予習をしておきなさい。

さて。これだけ口うるさく言うのも、この中学１年の2学期の勉強がとても大事だからです。難しいから頑張る必要があるというのもあるのですが、それ以上に、この２学期の勉強こそがこれから先の３学期や中学２年生の全ての学習の基礎になるからです。どの科目もこの時期に学習する内容が頭に入っていないと、いつかどこかのタイミングでつまづくことになります。ちなみに最悪のパターンは中３の夏に発覚することですから、もしここで「そういえば去年の自分は甘えてしまっていたな……」という中学２年生が居るのなら今のうちに手を打った方がいいと思います。

 

というわけで。中１生が夏休み前のこの時期にすべきことは『復習』です。

夏休み中はその復習が不十分なら復習を継続。十分な状況なら予習に切り替えます。

復習のやり方は、

 

①まず問題集やワークの問題を解く

②丸つけをする

③間違えていた箇所が、なぜ間違えていたのか解説や教科書を読みながら考える

④間違いの原因や理由を把握して、もう一度同じ問題を実際に解いてみて、正解する

→正解していなかったら、もう１度③から頑張りましょう。この際になかなか進まないことや問題数をこなせてないことを焦ったり恥じる必要はありません。「わかったぞ！」となるまでしっかり考えて、ちゃんと理解しましょう。

⑤似たような問題を解いてみる。正解していたらクリア。次の問題へ。

 

というやり方がいいです。時間や精度はやり慣れるにつれて上がってきますから、ひとまずはちゃんと正しいやり方を身に付ける勉強することが大事です。そして、５科目これらの方法で復習をやり遂げて、最終的には『もう1度定期テストを解いてみて全科目で９０点をとれる』くらいになれば復習は完成です。

もしかすると、この1週間の間にテスト直しを終えて、すでにそれが出来るようになっている子も居るかもしれませんね。その場合は予習に入って大丈夫です。念のため夏休みの終わりに再度復習をサラッとする必要はありますが、しっかり予習に力を入れるといいでしょう。

それ以外の子は、まずはこれからの２週間で「定期テストの解き直し９０点以上」を目指して復習に励んでください。ここが大切な時期です。

 

中１生の場合、小学生の頃のイメージもあってついつい気が抜けてしまったり完遂することが難しかったりもしますし、具体的に何を勉強したらいいのかわからないとか、どういう風にやったらいいのかわからないなどは他の学年以上に起きやすいと思います。もし疑問や質問等ありましたらメールや電話で尋ねていただければ出来る限りお答えします。お待ちしております。