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国語と向き合うことが大事。というお話。

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国語と向き合うことが大事。というお話。

国語と向き合うことが大事。というお話。

2022/10/26

はい。中田です。

いきなりですが今回は国語力のお話です。

これは以前にも書いた話ではあるのですが、やはり現場で塾の先生をしていると、数学や理科などの他の問題を解いていても、「ああ。これは国語力不足が原因だなあ」と感じる間違いをよく見かけます。なので今回はそのあたりについての話です。

まずは国語力不足が原因で起きる問題の間違い方を見てみましょう。

 

①問題に目は通しているが理解はしていない

おそらくこれが1番多い間違い方でしょう。先生としてこれが厄介なのは、「間違えた理由の説明はできるけど、生徒に着眼ができてないのが原因の間違いなので、改善を促しても本人に直し方がいまいち分からない」ということでして。着眼すべきポイントに生徒本人が気づけていないわけですから簡単には直りません。何度も何度も、間違えたところを先生が指摘して、生徒が学習していくしかないのです。

 

②そもそも問題を読んでいない

……といっても、これも基本的に原因は①と同じです。問題を読む上で着眼すべきポイントが分かっていないため、見過ごしてはいけない箇所を平気で見落とすため起きる間違いですね。これもまたトライアル&エラーの繰り返しで、問題を解きながら、どこに気を付けて読むかを意識して身に着けていくことしかできません。

 

③訊かれたことに答えていない

「なぜですか」とか「理由を答えなさい」と言われたら「~だから」と答えるのが一般的なのですが、どういうわけか「~ということ」という答え方をしてくる子が結構います。また逆に「どういうことですか」と問われて「~なため」という答え方もよく見ます。この間違い方は自問自答して確かめをすれば、大概自分で気付けるものなのですが、テスト中だったりするとその一手間を惜しんで間違える子がかなりいるのも事実です。

 

これらの間違い方を少しでも改善していくにはどうしたらいいのでしょう。

まずこれについて私が提唱することとしては

 

・声を出して文章と問題文を読むこと

・問題と答えの整合性が取れているか確認すること

・国語の知識を身に付けること

だと思います。なんかどれも当たり前のことですが、大事ですね。

この場合の国語の知識は、

・語彙(個人が身に付けている言葉の総体)

・表記に関する知識(漢字や仮名遣い,句読点の使い方等)

・文法に関する知識(言葉の決まりや働き等)

・内容構成に関する知識(文章の組立て方等)

・表現に関する知識(言葉遣いや文体・修辞法等)

・その他の国語にかかわる知識(ことわざや慣用句の意味等)

 といったようなものになります。

 

こうしてみると、国語は他の科目よりもさらにトライアル&エラーの必要な科目ですね。

中学の勉強となると難しい英語や数学ばかりに目が行きがちですが、全ての基本は国語です。しっかりと腰を据えてやっていけるといいですね。

 

 

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