慧文塾

夏期講習進行中④

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夏期講習進行中④

夏期講習進行中④

2022/08/04

はい。中田です。

今回も夏期講習中ということで。みんな数学やってました。

今は夏休みですから家で勉強する時間はもちろんあるはずなのですが、家で一人で学習するにはちょっとハードル高い科目というのもあるわけでして。数学はまさにその筆頭なんじゃないかと思います。だからでしょうか塾というとやはり英語と数学を受講する生徒は多いですね。

塾で数学を勉強することの一番の利点は、問題を解いてわからなかったところをその場で先生に聞けることでしょう。いちいち教科書や自分のノートを開かずに何が間違いの原因だったのかを先生に聞けるのは確かに魅力的です。

 

しかし、私はたまに答えません。

毎回ということではありません。答える時は答えますし、教える時はちゃんと教えます。

しかし、たまに、私は「なんでだろーねー。どうしてだと思う?」しか言わなくなります。

なぜなら生徒たちに、先生に聞けば解決すると思っているフシがあるからです。

 

問題をよく読まず、よく考えずにいきなり解こうとし始めるのを私は善しとしません。それと同様に、わからなくても先生に解き方を教えてもらって、それでわかった気になって終えてしまうことを私は善しとは思えません。でも、生徒からすればただ説明を聞いて分かったような気になることはしっかり頭を使って考えることよりもはるかに楽なので、わからなければさっさと訊いて済ませてしまおうと考えることも、わりとよくあるのです。

今日はそういう日でした。

 

先生「なんでだと、思うーーーー?」

 

………………。

…………。

……。

 

この沈黙は生徒以上に先生がツラいんですが、ここは我慢です。頑張って生徒が答えに辿り着くよう、もう一度問題をよく見てみるよう指示を出したり、教科書や参考書を開くよう指示を出してみたり、何かしら小さなヒントを出したりします。そして毎回思います。

 

これ、家で一人でこの状況になったら、それだけで「勉強メンドクサイ」て感じるよな……。

 

先生がいて、先生が逃がしてくれなくて、立ち向かえと促してきて、日を外れそうになったらアドバイスしてくれて、やっと「しかたない。もう一度考えてみるか」になるわけですから、一人で問題と向き合っていたら心折れることもありますよね。そりゃあ。

だからこそ、問題を読んで考えることに慣れるまでは、先生と、同じクラスの友達というのは問題に向き合う勇気とやる気のきっかけとして必要なんだろうなあと思うわけでして。

全然話は変わるのですが、ネットによるビデオ授業とか、AIによるビデオ授業とか、技術面はさておくとしてもまだまだそういったものには課題がありそうだなあとか思ったりしました。

……生徒の気配を察しながらも空気を読まずに「なんでだろーねー?」とか言ってくるようなウザい機能を持つAIとか、教育以外でほとんど需要ない気もするんですが。

 

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