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語ってみる成績の上げ方 第四回【定期テストの使い方】

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語ってみる成績の上げ方 第四回【定期テストの使い方】

語ってみる成績の上げ方 第四回【定期テストの使い方】

2022/05/16

はい。中田です。

少し間が空きましたが、また少しずつ語っていければと思います。

さて、時期的にはちょうど定期テストが行われている時期ですかね。指扇中とかもたしか今日が中間テストだったはず。みんな頑張ってくれてるといいな。

 

ところで、前回は予習の大事さについて語りました。(いろいろ長々話しましたが、最終的にはそういう結論だったはず)でも、勉強で予習に力を入れている中学生はそう多くはいないというのが実情です。どちらかというと復習に力を入れている人が多いんじゃないかな?保護者の方も勉強というとまず復習のことを思い浮かべるのではないかと。

大事ですよね、復習。なんだかんだで学習を定着させるという意味で復習は大切で、「成績を上げる」という点では予習よりも大事なのは間違いないです。でもね

 

やり方ってモンがあるんですよ!

ただやればいいというものではないんです。

 

というか。復習って、漫然とただひたすらやり続けるやり方をしていると、どうしてもモチベーションがダダ下がっていくんですよね。なぜなのか?その理由は簡単で、終わりがないからです。究極的にはテストで100点を取らなければ……いや、あるいは100点を取れたとしても、本人が「これで完璧だ」と確信するまでは復習は続くのです。そして、よほどの自信家でもない限り中学生は勉強に関して「完璧だ」なんて思いませんから、子どもたちはいつ果てることのない復習のロードをずっとずっと歩いていくことになります。モチベーションが下がるのも当然ですね。

でもこれね。

根本的に復習の意味をはき違えてしまっているから起きるんですよ。

(ちょっと言葉強くてごめんなさい。でも、とても大事なことなんです)

そもそも復習って何のためにするのかというと、「すでに学習した知識を定着させる」ためにするものですよね?つまり、定着が目的なのであって完璧にする必要はないんですよ。

よく生徒に出す例があります。

 

私「ごはんを食べる時、お箸はどちらの手に持つ?お茶碗はどっち?」

生徒「お箸は右手。お茶碗は左手に持ちます」

私「間違えて逆の手に持つことはある?」

生徒「ないです」

私「だろうね。じゃあ、お箸で掴んだ食べ物を落としちゃうことは?」

生徒「それは、あります」

 

こういうことです。

ごはんを食べる時にどちらの手を使うか、この生徒くんは「定着」しています。

でも、箸遣いが「完璧」なわけではないので、たまに食べ物を取り落とすわけです。

この例で完璧を目指すとなると、必要な練習はお箸で小豆を摘んで器から器に移す練習というモチベーションがまるで湧いてこない作業になります。ね?

 

じゃあ「定着」というのはどうやるのが正しいのでしょう。

私は、これは「ほかの人におおむね説明できるレベルに習得する」が正解だと思っています。そこで慧文塾では非常に有効なツールとして定期テストを活用することを提案しています。

定期テストはもちろん内申点に関わる試験の一つなので、生徒の側からすれば良い点を取ることが目的ではあるのですが、視点を変えて先生の側から見ると、直前の期間に学習してきた内容の中から先生が考える大切な部分をどれだけ自分の生徒たちが理解できているのか、生徒の実力を計るためのものなんですね。内申点を付けるためにもこれは必要なことです。

 

と い う こ と は

 

定期テストの

①出来なかった・間違えていたところを学習しなおして

②内容を理解して次は間違えないよう練習をして

③他の人に説明できるレベルに定着させる

これを定期テストの復習と言います。

 

 

……なんかすごい当たり前のことを言っている気がするぞ?

ともあれ、今ちょうど定期テスト期間です。テスト本番を頑張るのはもちろんですし、言われなくてもみんな頑張ると思いますが、復習の精度を上げることも意識してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

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