慧文塾の定期テスト対策　２０２４／６

はい。中田です。

そろそろ定期テストの時期ですね。慧文塾の近隣では、最近だと中学1年生以外でも１学期の中間試験がない中学が増えてきていまして。６月の１週目という妙な時期に定期テストをすることが多くなってきています。中学１年生にとっては初めての定期テストしょうし、2年生・３年生としてはけっこう前回の定期テストから期間が空いているために範囲が広くなりがちで心配なものでしょう。

そこで慧文塾では今回も５月２８日から定期テスト対策講座を始めようと思っています。この時期にしっかりとした復習をして、定期テストでの成績アップにつなげていきたいところですね。興味のある方は体験も随時受け付けていますからどうぞ気軽にご連絡ください。

というわけで。定期テスト前恒例の「定期テストに臨む視点」のお話です。

ではいってみましょうか。

 

【ミスを減らす方法】

定期テストも入試においても、テストではミスをどうやって減らすかが重要です。一例としてちょっと簡単な計算をしてみましょう。５科目のテストにおいて、全ての科目で３点の問題を２問ずつ、わかっていたのにミスして間違えたとします。すると、５×３×２なので、合計で30点をわかっていたのに間違えたということになりますよね？

これをなくせたら成績なんて全然変わってきますよね？でもなぜか毎回ミスしてしまう。

これはなぜなんでしょう。そういう人はいませんか？

ミスの多い人、それはズバリ『なんだかやたらと雑な字を書く子』です。

……おそらくですがちゃんと書くのがメンドクサイんでしょうかね？勉強が嫌いで、テストも嫌いで、さっさと終わらせたくて、テキトーにする。結果的に普段からノートに書く字も雑になってしまっているんでしょうね。わからなくはない。私もそうでした。

でもそれって「勉強を覚えようとしていないから、注意しながら書いていない」勉強の仕方の典型なんですよね。だからどうしてもうろ覚えになっていて本番でミスをしてしまう。また、普段から自分の書く字が雑だと自分が書いたノートの文字が読めなかったり読みづらかったりします。そういうノートって読む気が失せるんですよね。だから、復習の際にせっかく学校で頑張って作ってきた自作の参考書であるノートを生かせない。

 

そもそも学校の先生がノートを書かせるのはなぜか。

これはテストに出るヒントや特に大事なところをメモらせることで、家で一人で勉強ができるようにするためです。「ヒントはどこだろう」「どこが大事なんだろう」「先生の説明のテンションが高かったのはどこだ？」それがわかるのは授業を受けていた子どもたち本人だけで、ノートはそれを思い出すためにあるんです。

雑な字で走り書きのように書いている時点で、考えながら筆記をしていないと言えますし、家に帰って見返して読めないとかだとしたら、「自分だけ、他の人がみんな持ってて使っているとても優秀な教科書を持っていない」ということです。

（それでいて「定期テスト対策にはどの参考書がおすすめ？」とか聞かれることがまれにあるので少し困ります。受験におすすめの参考書はありますが、定期テストは学校の先生が作っているものなので、学校のノートに勝る参考書はおそらくありません）

だからそれだけわかっていない内容も他の子よりも多くなるでしょうし、テキトーに取り組んでいるからうろ覚えや注意力不足で起こすミスに自分から気付けません。ゆえにミスる。

 

はい。つまり、テストでのミスを減らす方法は３つあるというわけなんです。すなわち

①普段から授業中に先生の出すヒントに気を付けて話を聞いている

②それを落ち着いてノートにメモる（筆記する）

③家で反復練習（復習）する

 

③だけやってる人、③だけやってればいいと思っている人、いません？

それは効率が悪いと思うなあ。何をノートに書けばいいのかをちゃんと考えて、その際に別にきれいな字を書く必要はないので、せめて少し落ち着いて、ていねいな字を書くように心がける。それだけでミスって劇的に減るものなんですよ。頑張ってみてください。